Vサイン

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 「またわたしは、あなたがわたしに下さった栄光を、彼らに与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるためです。(ヨハネ17章22節)」

 カメラやスマホを向けて写真を撮ると、多くの人が、人差し指と中指で “ V “ でサインをします。不定期に送られて来るブログを読んでいましたら、その起源が記されてありました。

 『起源は “ VEデー(ナチス・ドイツが降伏した日)”、” VJデー(日本が屈服した日)” と呼ばれるように、先の大戦で日本、ドイツを打ち負かして、「ヴィクトリー(勝利)を収めよう」という、連合国のサインである。イギリスのチャーチル首相が、発案したものだ。』

 この起源説にも、も少し古い起源説がありそうですが、チャーチルは、葉巻をくわえながら、右手で “ Victory ! “ とやりそうな、お茶目な政治家だったのを知って、何となく分かった様な感じがしてしまいました。

 ところで、戦争に負けたドイツやイタリヤでも、戦争を知らない若い人たちは、そんなサインをしているのでしょうか。自分の人生の勝利を信じて、自分が、ただ一人の価値ある存在だと分かっていて、そうするのでしょうか。また、「平和」を希求する願いを、そうサインするのでしょうか。
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 今まで、外国人がしているのを見たことがありません。次女の子どもたちの写真が、ジジババに成長の様子を知らせるために、どれほど送られて来たか知らないほど多くあります。そんなサインをした写真を送って来たことは、一度もありません。

 あれって、もう日本文化の一つになってしまっているのかも知れません。ところが、へそ曲がりの私は、人差し指だけの ” I “ サインをするのです。その意味は ” One way “ や “ Only one “ を意味してです。カメラの前では、ほとんどしませんが、その願いは、真理や義や永遠に至る道は、「唯一」だと学んだからです。分派している私たちが、やがて「一つ」とされる望みを持っているからでもあります。

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