今日は、「立夏(りっか)」、二十四節気の一つです。暦の上では、今日から夏と言うことになります。

先週、一人のお父さんが、この秋に、東京の国際学校の中学に入学するための準備をしているお嬢さんを連れて、家内をお見舞いに来られました。私たちの中国滞在を、様々な面で、助け続けてきてくださっている方です。華南の街で、手広くパンの店と、パンの製造機器や原材料を扱う会社を経営されておられる方です。

昨秋、この方は、お母様を病で亡くされ、私たちも告別式と埋葬式に参列したのです。お父様も既に召されておられ、東シナ海を遠望する小山の中腹の墓所に、お母様は埋葬されたのです。大きな墓所で、家内と私に、『まさかの時に、ここに一緒に納骨しましょう!』と、微笑みながら勧めてくれました。それほど好意を示してくださる方です。

病んで闘病されていたお母様を、その村や、この息子さんの家に滞在中に、家内と私は訪ねました。家内は、よく患部をさすって上げたりしていていたのです。ご自分の母親への家内の愛を、彼はとても喜んでおいででした。先日、面会ができる様になった旨、息子さんに連絡をしましたら、来日されて、電車に乗ってやって来てくれたのです。

奥様は、入院当初に、息子さんとお嬢さんとで、家内を見舞いに来てくれましたが、インフルエンザの流行で家内に会うことができませんでした。大きな愛と敬意をお示しくださるご家族なのです。彼は、近くのスーパーにお嬢さんと出かけて、家内の好物のそうめんや果物、お米、お昼の弁当まで買って来てくれました。

お帰りになる時に、家内にハグして、涙を流して泣いて祈ってくれたではありませんか。まるで自分の母親にする様にして、男泣きしてでした。病んで回復途上で元気になっている家内に、『華南の街に帰って来て下さい!』と言ってくれたのです。素敵なお見舞いを受けて、家内はとても喜んでいました。

(この方のふるさとの「百胜村」の海辺です)

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