黄金の花

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『神よ。わたしに清い心をつくりゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。』詩篇51:10

 ここの自治会の老人倶楽部では、いろいろな行事があって家内と参加させていただいています。この月曜日には、「三線に合わせて沖縄ソングを歌おう!」会参加のために、公民館に集いました。その中で、一つ気に入った歌がありました。

   「黄金の花」

黄金(こがね)の花が咲くという
噂で夢を描いたの
家族を故郷ふるさとに
置いて泣き泣き出てきたの
素朴で純情な人たちきれいな目をした人たちよ
黄金でその目を汚(よご)さないで
黄金の花はいつか散る

楽しく仕事をしてますか
寿司や納豆食べてますか
病気のお金はありますか
悪い人には気をつけて
素朴で純情な人たちよ
言葉の違うひとたちよ
黄金で心を汚さないで
黄金の花はいつか散る

あなたの生まれたその国に
どんな花が咲きますか神が与えた宝物
それはお金じゃないはずよ
素朴で純情な人たちよ
本当の花を咲かせてね
黄金で心をすてないで
黄金の花はいつか散る

素朴で純情な人たちよ
体だけはお大事に
黄金で心を捨てないで
本当の花を咲かせてね♪

 〈お金〉が、人の心や生き方をを汚すのですね。聖書も次のように記しています。

 『金銭を愛する者は金銭満足しない。富を愛する者は収益に満足しない。これもまた、むなしい。 (伝道者510節)』

 『金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。 1テモテ610節)』

 若い頃に聞いた話ですが、1952年に、創業した“ Kentucky fried chicken ” を始めたカーネル・サンダースは、収益の10分の9 を献金したのだそうです。得たお金を、どう使うかの方法論です。これは献金をすることの勧めでではなく、自ら決心して、主を第一にして生活をした結果、彼の始めた事業が栄えたということなのです。

 ところが、最近の教会の教えの中に、「繁栄の祝福」が再び強調されているのです。人生の成功は、『何をしたか!』なのでしょうか。それとも『どう生きたか!』なのでしょうか。《内面的な人格の高さ》、《勇ましく高尚な生涯》、《高邁な精神で生きた!》と言うことこそ、もし人を測る尺度があるなら、これらではないでしょうか。少なくとも、汚されない心を持ち続けて生きたいと、今も思うのです。

(「沖縄の海」です)

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