大平山に似合う紫陽花

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 梅雨の合間に、念願の「大平山の紫陽花」を観に、連れて行ってもらいました。29歳の太宰治が、甲斐国の御坂峠の茶屋に逗留した時に、富士を背景に咲く「月見草(これは別の花ではないかとの異説があります)」を見て、霊峰富士にピッタリと似合う花だと詠んだのですが、下野栃木の国の大平山には、この「紫陽花」が殊の外似合っていました。

 人気の景勝地ですから、駐車場には県外車も見受けられ、小さな抱かれた赤ちゃんから年配者まで、人出が多くありました。昨日一昨日と雷雨に見舞われた後、今日の雨上がりの紫陽花は、格別な趣がありました。梅雨時、紫陽花となると、やはり「蕎麦」が相応しいと、昼食は「ざる蕎麦」にし、蕎麦湯をいただきました。今時は、蕎麦が似合う様です。

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