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作詞が永六輔、作曲がいずみたくで、坂本九が歌った「よもだち」と題した歌があります。1969年に、「あゆみの箱」が、俳優の森繁久彌や伴淳三郎の肝入りで、小児麻痺児の激励のために、企画されて作られ、そこで歌われた歌です。
🎶 君の目の前の 小さな草も
生きている 笑ってる
ホラ 笑ってる
君の目の前の 小さな花も
生きている 泣いている
ホラ 泣いている
君が遠く見る あの雲も山も
生きている 歌ってる
ホラ 歌ってる
ふまれても 折られても
雨風が吹き荒れても
君の目の前の この僕の手に
君の手を かさねよう
ホラ ともだちだ
ふまれても 折られても
雨風が吹き荒れても
君の目の前の この僕の手に
君の手を かさねよう
ホラ ともだちだ
ホラ 歌おうよ
ホラ ともだちだ ♫
新しく住み始めた地で、新しく「友人」と呼んでくださる隣人ができました。直線距離で25mほどにあって、互いに眺め合える距離にあるのです。『今日は洗濯物が干してないので、お元気かしら?』、『車がないので、どこかへおいでかしら?』と、互いが心配し合える距離においでのご夫妻なのです。
先週、術後間もない金曜日に、同病の後輩の私、そして家内を、川を挟んだ南側にあるお住まいにお招きくださいました。自治医科大学附属病院で、同じ主治医の患者同士で、この方が医師を紹介してくださって、この春に診察していただいたのです。この9日に、カテーテル・アブレーションの治療(内科医の手による手当てなので手術とは言わないのだそうです)を無事に終えられて、入院手術時に書類を開かれれ、その術中と術後の様子を知らせてくださるためでした。
茶菓でもてなしてくださって、都内在住の弟さんから贈られてきたという、新種の「梨」と「りんご」、そしてお菓子に紅茶を、奥さまがテーブルに運んでくださったのです。この果物は、日本橋にある高級フルーツ店の「千疋屋(せんびきや)」で買って送られて来たそうで、格段の味わいでした。美味しく煮た黒豆は、抜群に美味しくいただきました。
ご自慢のお孫さんの話、また奥さまは昔、ワンダーフォーゲル部にいたそうで、結婚して二人で登山をした話、深田久弥が選んだ「日本百名山」を、半分近く走破されて来られたほど、山好きのようです。もう山登りはしないと、私は思いますが、長野県の諏訪湖の近くの入笠山に、家内を誘ったのが、一緒の山行きをした最後になった様です。
この深田久弥ですが、山梨県の茅ヶ岳での登山の際に、その中腹で亡くなっておられます。もう何年たつでしょうか、この茅ヶ岳に登ったことがありました。名登山家の終焉の地であることを、その折に知ったのです。そこも百名山の一つで、奥多摩の山や信州の山に似ていますが、それぞれに、山の顔があります。
そのお二人の山行きの数々の写真も、居間の壁にかけられてあり、その写真など見せてくださり、楽しい交わりのひと時でした。以前にも、目の不自由なテノール歌手、Andrea Bocelli のビデオ、チェロ奏者のビデオ鑑賞会にも招いてくださったご夫妻なのです。知り合いのいない私たちに、こんなに素敵なり隣人がいるのは実に感謝でいっぱいなのです。
ラ・フランスの洋梨、煮豆、ちらし寿司をお土産にいただいてしまいました。何と、隣り合わせの家なのに、車で、玄関まで送ってくださいました。そのトヨタの高級車は、エアコンまで効かせてありました。何という素敵な配慮に溢れた待遇だったでしょうか。もっと遠くにお連れいただきたい思いがしてしまいました。
(ウイキペディアによる林檎の花、心臓のイラストです)
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