陽を浴びて まさか夏かと 思いおり 明日に北風 強く吹くかも
「ふれあい」と言う名をいただいた、市バスに乗って、昨日は買い出しをしたのです。零下5℃もあった一月の最後の日でした。暖房の入った車内は暑くて、運転手さんは、『暑くないですか?暖房切りましょうか?』と言われて、同意をしました。
窓から入る陽の光が強く、もう車内は春の到来の様でした。『オゾン層がフィルターにならなくなったのでしょう!』と、運転手さんに言いましたら、『そうですね!』との返事が返ってきました。これまで、コロナに罹らなかったこと、インフルエンザに若い頃一度だけかかったことなど、共通に話題で、家族のことまで話し合うのです。
いつも小型バスは乗客は自分一人、それで、こんな会話が交わされるのが常なのです。プロの観光バスの運転を続けてきて、今は市バスの担当をされているのだそうです。そんな経験まで話してくれる運転手さんなのです。
けっこう孤独な仕事の様です。利用客が少なくないのは、何かもったいないなと、利用するたびに思うのです。葉付き大根、泥付きネギ、朝ついたお餅、スティック・ブロッコリー、梅干し、おにぎりなどを、道の駅で、買いました。
帰りも、終点からターンして来た、同じバスに乗りました。東武鉄道の駅前のカーブで、右折しようとしましたら、ご婦人の運転した大きめの乗用車が、カーブミラーで確認しないで、右折方向に突っ込んできて、車の頭を出したのです。本来は、手前で停車して、バスの右折を迎え待たなければならないのです。それが公共バスと行き合う時に、道交法で決められた運転ルールなのだそうです。
『ご婦人の運転は、だいたいこんななんです!』と、その車をやり過ごした後で言っておいででした。もちろん、この運転手さんも、女性のお母さんから生まれて来ましたが、蔑んで言ったのではなく、傾向や運転の仕方を話しただけでした。それから、「一時停車義務」などの自動車運転の講義をしてくれたのです。
話好きで、いつも乗車のたびに、会話を交わすのです。自分が栃木県人ではないこと、家内が病んで、大学病院での入院治療で、この地に住み始めたこと、13年ほどの中国の生活など、聞かれるままに、乗車のたびに話してきているのです。
もう一人の方と、同じ路線で交代勤務をされていて、その運転手さんは、前職の経験など、どこに住んでるとか、子どもの頃のことなどを話してくれるのです。そう、「袖触れ合うも他生の縁」と言われるのですが、黙って乗っているのではなく、バスの中での交流がなされるほど、時間がゆっくり流れているのを感じる年齢になったからでしょうか。
昨日は、久しぶりの利用でしたので、ペットボトルのお茶を、差し入れて差し上げました。嬉しそうに感謝をして受け取られたのです。『ご無事で。ありがとうございました!』と言って、イオンモールで下車して、別路線のバスに乗り継いで帰宅しました。
帰宅して、家内が作ってくれた昼食を食べ終わりましたら、大宮からお客様がおいでになられたのです。家内とよく電話をし合っているご婦人が、突然、車で訪ねて来られたのです。そんな変化のある昨日でした。
さあ、今日から、「如月(きさらぎ)」、春二月になりました。梅の香りが漂って来そうですが、もう蝋梅が咲き始めたニュースがありました。韓国の大統領の逮捕後の動きに、目が離せませんし、アメリカの新大統領の新施策、新首相に我が国の今後も、何か大変そうです。大風、大嵐が吹くでしょうか。でも、歴史を最終的に支配されるには、天地万物の創造者の神さまです。
ロウバイから始まって、これから開花のニュースを聞きつつ、迎える春を、今を楽しく迎え過ごしたい思いでいっぱいです。
(ウイキペディアの蝋梅、栃木市営バスです)
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