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この季節を歌った、季節歌と言っていいでしょうか、「たきび(作詞が巽〈たつみ〉 聖歌、作曲が渡辺 茂)」があります。
かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
きたかぜぴいぷう ふいている
さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
しもやけおててが もうかゆい
こがらし こがらし さむいみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
そうだんしながら あるいてる
かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
きたかぜぴいぷう ふいている
こがらし こがらし さむいみち
たきびだ たきびだ おちばたき
あたろうか あたろうよ
そうだんしながら あるいてる
そうだんしながら あるいてる
作詞者の巽聖歌は、岩手県の人で、お父さんは鍛冶屋で、この人も小学校を終えると家業に従ったのです。童謡に惹かれ、北原白秋に師事した童謡作家でした。20歳の時に洗礼を受けたクリスチャンで、讃美歌も作詞していて、東京都下の日野市で病没しています。
今頃を、「七十二候」の「朔風払葉(さくふうはをはらう)」と言うのだそうです。二十四節気の「小寒」を、三分した季節の移り変わりを、そう日本では呼んできたのです。この時季は、北風が木の葉を吹き払う頃で、この「朔風」は北の風という意味で、木枯らしをさします。
人に会った時に、話題にしたりはしないことばなのですが、日本人の感性の細やかさに驚かされることばなのです。家の近くの「うずま公園」も、落ち葉の吹き溜まりができていて、落ち葉焚きができそうですが、今では、ゴミ袋に入れて、回収されてしまうのは、趣がありません。
山の中で、落ち葉を集めて、濡れ新聞に持参のサツマイモを巻いて、落葉焚の中で、焼き芋をして、教会学校の子どもたちと美味しく食べた日がありました。風のないのを確かめたり、ちゃんとバケツに水を汲んで、防火の用意を怠りなくしたのです。スーパーの電気焼き芋機では味わえない、美味と郷愁の味でした。
今朝も、陽が射してきて、外気は冷たいのですが、窓際は小春日和の暖がとれそうです。
(散歩道の菊の花です)
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