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大好きな花は「木槿(むくげ)」なのです。韓国の国花だそうですけど、自分の祖先は、どこから来たのか分かりませんが、父も母も、朝鮮半島の出身ではないのです。民族性にはよらないのですが、毳毳(けばけば)しくなく、健気に《清楚》に咲いてるのが好きな私です。
長く過ごした街の高速道路の出口に、この木槿の花が、暑い炎天の盛りに咲いていて、強烈な印象を受けたことがあったのです。白色もピンクも、どちらもいいですね。
先日の散歩道、明治8年開業の和菓子屋さんの近くの家の庭先に咲いていた花です。もし庭のある家に越せたら、白とピンクの木槿の木を一本ずつ植えたいと願っております。
もう十月になって晩期の花ですが、これからは菊花薫る季節になりそうです。真っ黒な土の中から、様々な色の花が咲き出す神秘さに圧倒されています。咲いては散り、咲いては散りする花の命に、どれほど慰められてるか分かりません。
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