友あり、遠方より来たる

.
.

 「朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや。(論語)」、この「友」は、学問を一緒に学ぼうとしている、学徒なのだそうです。孔子は、そう願う同学の人たちが、遠くから訪ねて来て、実に、意味深い学問の交わりを喜んだ人だったそうです。ですから気の置けない人たちとの楽しい交わりとい言うだけではなく、学び合うことの喜びを言っています。

 一昨日、長く共に礼拝を守ったご婦人が、お嬢さんとお二人で、わが家を訪ねてくれました。共に家を訪ね合ったり、「老家laojia」と言う、故郷にもお連れ下さったり、お仕事で、鮑(あわび)を育てている養殖場の見学に連れて行って下さったことがありました。ポンポン船に乗せていただいて、その漁場の筏の上から、養殖の鮑を海中から引き上げて、その成育ぶりを見せていただいたこともあったのです。

 ある時、漁に出られた親戚の方が、操業中に船が転覆して、亡くなられた事故がありました。その遺族のご夫人と息子さんの奥さんが憔悴しておいでなので、ぜひ訪ねて交わりをして欲しいと言われのです。それで車で出掛けて、お話をし、お祈りさせていただいたこともありました。息子さんには、二人の男のお子さんがおいででした。もう大きく成長されておいでだそうです。

 私たちの長女と同じ年齢で、娘のように交わりを持たせていただいてきている方で、家内が病気で入院した時には、医科大や省立の医院などに連れて行って下さって、助てくださったことが何度もありました。これまで二度、ここを訪ねてくださって、家の掃除をしてくださったり、食材をスーパーマーケットに行って買って、食事作りをしてくださったのです。お嬢さんは、家内が日本語を教えた生徒さんで、今は学校を卒業して、市内の会社で、会長秘書をしているそうで、休暇をとって、一緒に来てくれました。

.

 

 今回も、鯛と空心菜とトマトなどで、中国風の料理をしてくださって、一緒にいただきました。この姉妹は、イギリスからの宣教師に宣教の実で、五代目のクリスチャン、お嬢さんは六代目なのです。故郷の漁村は、90%もの人たちがクリスチャンで、確かな信仰を受け継いでおいでです。今回は短期滞在で、お嬢さんの案内で来られ、一日だけ東京を見学され、明日は帰国されます。

 「信仰の友」との束の間に交わりでしたが、留守されているご主人と息子さん、お仕事に責任などがあって、帰って行かれました。善き隣人として、地域でも故郷でも、人々に仕える心を持っておいでです。また寂しくなってしまいます。喜びと楽しさを与えてくださった時に感謝して。

(“いらすとや”のアワビ、”ウイキペディア“の空心菜です)

.