先週、大平山名物の焼き鳥、団子、卵焼きでのお昼をしに行って、ご一緒に食べたご婦人が、ご帰宅後の玄関の脇に咲く花を撮って送信してくださったのが、「辛夷(こぶし)」と、もう一つは、この「ベツレヘムの星」です。
「みんなの花図鑑」に次のようにあります。『日本へは明治時代の末期に渡来した。 観賞用に栽培されているものが逸出して野生化している。 英名はスターオブベツレヘム(star of Bethlehem)である。 キリスト生誕を知らせたベツレヘムの星にたとえられた名前である。 和名はアマナに花が似ていることからつけられたものである。 ただし、本種は有毒なので食べられない。 属名のオーニソガラムやオルニソガルムの名も使われている。 属名の Ornithogalum は、ギリシャ語の「Ornithos(鳥)+gala(乳)」からきている。乳白色の花の色を表している。』
日本名は「オオアマナ(大甘菜)」で、それに比べ、英名には、夢や希望があります。東方の博士を導いた星になぞらえた花なのです。その星は、ことさらにベツレヘムの満天の夜空を輝かせたのです。この星について、聖書は次のように記しています。
『イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」 それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。エルサレム中の人も王と同様であった。 そこで、王は、民の祭司長たち、学者たちをみな集めて、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。 彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれているからです。 『ユダの地、ベツレヘム。あなたはユダを治める者たちの中で、決して一番小さくはない。わたしの民イスラエルを治める支配者が、あなたから出るのだから。』」 そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、彼らから星の出現の時間を突き止めた。 そして、こう言って彼らをベツレヘムに送った。「行って幼子のことを詳しく調べ、わかったら知らせてもらいたい。私も行って拝むから。」 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた。すると、見よ、東方で見た星が彼らを先導し、ついに幼子のおられる所まで進んで行き、その上にとどまった。 その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。 そしてその家に入って、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。 それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。(マタイ2章1~12節)』
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救い主の誕生後に、このような出来事があったのです。イエスさまは、恐れるヘロデの殺害計画を免れて、父なる神のご計画された「救い」を成就されておいでなのです。東方の博士たちを、この「万軍の王」の元に導いた「星」が、「その方(王)の星」であることが知らされていました。この幼子が、異邦人の博士たちに、「救い主」、「王」であることを知らされたのには、驚かされます。それで幼子を目の前にして、彼らはひれ伏して礼拝したのです。
『 「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である。」(黙示録22章16節)」
まさに、イエスさまは「輝く明けの明聖」でいらっしゃると、自らも言っておられます。その聖書の記事に関連づけられて、地中海沿岸を原産地として咲いている花に、「ベツレヘムの星」と命名したのは、素敵ですね。
それが下野の野辺の家の玄関に植えられて、春を告げるように咲き誇っている様は、素晴らしいことです。冬の夕空に、また朝方の黎明に孤高の光のような金星が光り輝くと、「あの方の星」を思い出すのです。
(「ベツレヘムの星」と「明けの明星(中日新聞撮影)」です)
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