“ Happy birthday to you ”

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私たちの子どもたち4人が、大変お世話になった方が、誕生日を迎えた時、この方の友人たちと誕生パーティーをする予定でした。ところが、コロナ禍で外出や集会禁止で、取り止めになったそうです。それで友人たちが、車を連ねて、この方の家の前を、サインを掲げながら通過することになって、娘の家族もそれに加わったのです。孫娘は、チェロを習っていて、“ Happy birthday to you ” を車中演奏したそうです。

この方が、大きな声を上げて、とても喜んでいました。誕生パーティーができないで、諦めないで、ほかの方法でお祝いを考え出したのは、実に素敵ですね。こんな交わりの中に、娘たち家族がいるので、とても安心です。コロナ旋風が吹き荒れなかったら、こんな喜び表現はできなかったことでしょう。今朝、最新のニュースです。

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あきらめない

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小学校の授業で、ジェンナー(Edward Jenner/1749〜1823年/イギリスの医学者)のことを聞きました。

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天然痘と人間の闘いの歴史

天然痘の歴史はとても古く、およそ1万2000年前からあったと言われ、これまでに数え切れないほどの多くの死者をだしてきました。 
中には王様などのエライ人もたくさんふくまれていたため、天然痘がなければ、もしかしたら歴史はかわっていたかもしれません。

「種痘」って、どんな予防法なの?

人間の体が持つ「免疫力」を利用した予防法

体には、ウイルスが入ってくると、「抗体」という物質をつくり出して追い出そうとする力があります。このしくみを免疫 と言い、一度抗体ができれば同じ病気にかからなくなります。ジェンナーは、この力を利用した「種痘」という予防法を考えました。それは、天然痘ほど危険ではない「牛痘(ウシがかかる天然痘)」にかかった人のウミを、まだ天然痘にかかっていない人にわざと注射して、天然痘の抗体をつくるという方法です。こうして、みんな本物の天然痘にかからずにすむようになりました。

ウシの乳しぼりをする人との会話が研究のヒントに ある日、ジェンナーはウシの乳しぼりをしている人から、「牛痘にかかった人は、天然痘(てんねんとう)にはかからない」という話を聞きました。この話をヒントにして、ジェンナーは天然痘の研究に取り組み、ウシやブタで実験をくり返しおこないました。そしてついに「種痘」を完成させ、仮説が正しいことを証明したのです。

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自分の子で人体実験をしたと聞きましたが、実際は、孤児院の子に、牛痘を植え込んで実験していた様です。その実話を聞いて、とてもがっかりしましたが、結果的には、「種痘」を通して、天然痘が絶滅したのですから、それは素晴らしいことだったのでしょう。

人類を繰り返し襲う、ウイルス性の流行病に対して、今はなす術がない様です。そんな渦中だからこそ、21世紀のジェンナー(ただし孤児で人体実験しない人)、コッホ、パスツール、北里柴三郎が出現してくるのを願ってやみません。多くの研究室で懸命に研究実験がなされていることでしょう。これまで度々襲う壊滅的な状況下を、人類は、潜り抜けて生きてきました。それは偶然ではなく、憐みで篤くもえておられるお方の慈しみと、このお方に激励された人の献身によるに違いありません。だから決して諦めないでおります。

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もう少し

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金浦空港に降り立った時に、独特な匂いがありました。会議やセミナーがあって、4〜5度出掛けたことがあったのですが、いつも同じ〈韓国の匂い〉がしていました。また中国華南の街の郊外、海岸にある空港に降り立った時も、上海の波止場についた時も、それを何回となく到着を繰り返しても、そこには独特な〈中国の匂い〉を感じて来ました。

恩師が、アメリカに帰国して、羽田や成田に降り立った時に、『〈日本独特な匂い〉がする!』と言っていました。上の娘が十年ほど滞在して、仕事をしていましたので、何度も訪問したシンガポールにも、華南の街出身の人たちが多く住んでいるからでしょうか、それと同じ〈中華民族の匂い〉がしていましたし、ホノルル空港に降り立った時も、『アッ、〈ハワイの匂い〉だ!』と思ったこともありました。

独特に〈国の匂い〉や〈民族の匂い〉や〈街の匂い〉がある様です。今朝も東側の窓を開けましたら、〈栃木の匂い〉がしてきました。それは親しく好意的に思う思いの中から感じ取れるものなのかも知れません。そう言えば、友人や知人や兄弟たちの家に行くと、〈家の匂い〉もあります。

それって〈生活の匂い〉なのでしょうか。かすかにしか感じられないことが多いのですが、日本に一番近い韓国に行った時のものは、キムチの〈大蒜(ニンニク)の匂い〉がしていたのです。もう何年も前からソウルの国際空港が、仁川空港となったそうですが、まだ一度も利用したことがありませんが、五十年も前に感じたのと、そこも〈同じ匂いが〉がするのでしょうか。
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きっと自分は、鼻が効くのかも知れません。嗅ぎ分ける能力があるのかも知れませんね。今の日本に、〈時の匂い〉があります。〈好くない匂い〉がしているのです。不正直で、秘密めいた、人間不信の〈暗闇の陰湿な匂い〉が立ち込めています。不健全な社会が持っていて、それが放つ〈憎しみの匂い〉で、拭うことができないほど染み込んでしまっています。それで、ますます社会が孤立化している様に感じてならないのです。

人と関わる面倒さを避けるのが、人嫌いになり、そして孤立を生むのかも知れません。いつも自分中心にしか、物事を捉えられなくなってしまい、我慢や待つことや遠回りすることができません。そんな時代の申し子の様な人の犯罪が目立っていないでしょうか。たぶん、恥をかきたくないのかなって思うのです。もし、ありのまんまの自分を受け入れ、愛せたら、そんな闇から、自分の〈匂い〉、〈雰囲気〉と言い換えてもいいでしょう、それを嫌わずに、轍(わだち)の中から抜け出ることができるのですが。そうすれば、こんな時だからこそ、もう少し明るく、芳しくなるのではないかと思っております。

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前兆

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古代の書で、次の様に言われています。

“民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、大地震があり、方々に疫病やききんが起こり、恐ろしいことや天からのすさまじい前兆が現れます。”

これは、今の時代を言い当てているような言葉です。民族対立も国家間の対立も、20世紀以降、世界中で見られます。大地震も頻発し、今日の新型コロナウイルスの蔓延もあります。もっと激動の驚天動地の事態が惹き起こされる可能性もあります。また、次の様にも言われています。

“そして、日と月と星には、前兆が現れ、地上では、諸国の民が、海と波が荒れどよめくために不安に陥って悩み、
人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあまり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです。”

「気を失う様な事態」を惹起させると言うのです。人類の歴史に未曾有な出来事が、地の上に起こるとの啓示です。それは、人を恐れさせるためではありません。「備え」をするためです。

“まことに、あなたがたに告げます。すべてのことが起こってしまうまでは、この時代は過ぎ去りません。
この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。
あなたがたの心が、放蕩や深酒やこの世の煩いのために沈み込んでいるところに、その日がわなのように、突然あなたがたに臨むことのないように、よく気をつけていなさい。
その日は、全地の表に住むすべての人に臨むからです。”

何が起こるかに、「気をつけていなさい」と言っています。例外なくすべての人が見舞われる事態に、衛生上の防衛対策も、地震対策も必要ですが、先ず、心を備えておく必要があるのではないでしょうか。この事態から免れ方法があるからです。私は、『恐れるな!』と言う、《天来の声》を聞いて、安心しています。

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花水木

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この花は、「花水木(はなみずき)」で、アメリカ原産です。オレゴンの街中に咲いて、娘が送ってくれました。子育てをした街に、街路樹として、この時期に、この花が咲き誇っていたのです。日本から、送られた桜の木のお返しに、日本に送られたのが、この花水木でした。コロナの猛禍で、先が見通せないアメリカの街中に、綺麗に咲いて、アメリカ市民を慰めているかの様です。

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もっと

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私が生まれた頃に、よく歌われていた歌に、次の様な歌詞の歌がありました。

朝だ夜明けだ潮の息吹き
うんと吸い込むあかがね色の
胸に若さの漲る誇り
海の男の艦隊勤務
月月火水木金金

赤い太陽に流れる汗を
拭いてにっこり大砲手入れ
太平洋の波、波、波に
海の男だ艦隊勤務
月月火水木金金

度胸ひとつに火のような錬磨
旗は鳴る鳴るラッパは響く
行くぞ日の丸日本の艦だ
海の男の艦隊勤務
月月火水木金金

どんとぶつかる怒濤の唄に
ゆれる釣床今宵の夢は
明日の戦さのこの腕試し
海の男だ艦隊勤務
月月火水木金金

これは海軍の兵士を鼓舞する歌でした。ところが令和の御代になって、新コロナウイルス禍では、

♯ 日日日日日日日 ♭

今日日、毎日が日曜日の様な時代になってしまいました。「日曜日」と言うのは、創世の過程が、6日間で、その6日の後に、休みがあって、その日が「日曜日」でした。その後、ヨーロッパの社会では、礼拝を守る日(ローマ帝国に制定)でした。日本には、明治維新以降、明治政府が、西洋歴を導入してから、「七曜表(calendarカレンダー)」の最初の日が、「休業日」に定められたのです。この「七曜」とは、次の様な起源があります。

「七曜(しちよう)は、古代中国の天文学で、五惑星(木・火・土・金・水)と太陽(日)と月を併せたものである。「曜」本義日光と、後の日、月、星を「曜」を理解して明るい天体。古代中国の占星術にも重視された[1]。後漢の宗室劉洪(りゅうこう)乾象暦と七曜術を編纂したことで知られる。」

英語の “ Sunday ” も、〈太陽の日〉を意味しています。アメリカ大陸の西海岸の開拓が許されて、多くの人が、新天地を求めて西海岸に向かいました。ある人たちは、土曜日の夕刻には、幌馬車を水辺に止め、馬を休ませ、洗濯をして、日曜日を迎えました。古の書を紐解き、歌を歌い、願いをささげて、休んだのです。これがアメリカ社会の伝統とされ、今日までにも及んでいます。

そんな日が7日もあるのですから、もっと近く親しく家族と一緒に、時と場所を共に過ごし、古の書などを読み合ったり、願いをささげる日にし、それが終わったら団欒を楽しむ様にしたらいいのでしょう。昔は、一日中、一週間中、一月中、一年中、家族は共にいたのです。それが復古したのですから、それを楽しまないではもったいないではありませんか。一日を大切に思い、迎える日毎に感謝を持ったらいいのです。そうしよう!

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暗闇から

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私たちの住む街の隣が、「小山市」です。以前、そこに「小山ゆうえんち」がありました。テレビやラジオのCMソングで、『小山ヘルスセンター・・・』聞き覚えがあったのです。1960年5月に開園して、関東圏では人気を博した遊園地でした。2005年2月に、残念なことに閉園されてしまっています。

現在では、その遊園地跡に、一大商業施設の「おやまゆうえんハーヴェストウオーク」ができています。敷地内には、入湯料が、ちょっと高いですが、入浴施設の「思川温泉」も営業しています。

子どもたち家族が、昨年末から正月にかけて、13年ぶりに、栃木にできた実家に、里帰りして来て、14人が参集して、日光の宿泊施設で、家族の交わり会を持ちました。その折に、若い友人が、案内してくれて、次女の家族が家内を連れて、このショッピングモールに出掛けたことがありました。

今、そこに、自転車で行こうと「自転車保険」に加入し、ヘルメットも買い求めて、待機中なのです。ただ、息子が、親の感染を心配して『外出しないで!』と言うことで、行動規制がかけられていまして、ただいま、それで待機中なのです。この小山市の西に、「思川」という、日光山地を源流とする川が流れています。よく洪水で氾濫し続けてきた川です。

この河岸に、「オモイガワ」という種類の桜があるそうです。例年、染井吉野よりも開花時期が遅く、四月の中頃の見頃ですから、今頃咲く花だと聞いています。四月と十月の年に二度咲く「ジュウガツザクラ」からの突然変異の桜です。ぜひ天気がよかったら、思川の流れの堤に、人を避けて自転車で出掛けたいと、満を辞しているところです。

今日日のニュースばかりでは、気が滅入ってしまうので、大自然が内に秘めている命が、真っ黒な暗闇の土の中から躍り出て、えも言われない色を見せて咲く「オモイガワ」を見て、花に魅入られてみたいものです。

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チューリップ

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嵐の翌日の快晴の下、ベランダで咲きました。散歩中に道端には、もうすでに咲いていたのですが、ここでも咲きました。真っ黄色ですが、真っ赤も真っ白も綺麗です。

さいた さいた
チューリップの花が
ならんだ ならんだ
あか しろ きいろ
どの花見ても きれいだな

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誰に

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 『若い予報官のチャールズ・ピアスは、ふたつの前線の影響でハリケーンは、ニューイングランドまで北上すると、1938年9月21日の正午の会議で警告しました。ところが、上司たちは一蹴しました。熱帯低気圧はそれほど北上しないからです。しかし、2時間後、ロングアイランドで地滑りが発生。ハリケーンは‪午後4時に‬はニューイングランドに到達していました。船は座礁し、家は破壊されて海に飛ばされ、600人以上が亡くなりました。確かなデータと詳細な気象図に基づいたピアスの警告が公表されていればと悔やまれます。』

このところ、新型コロナウイルスの蔓延で、様々な所見、意見、予測が公表されています。我田引水なものも多くあって、公平性を書いたものもあります。保身や立場の保持で、隠されたり曲げたりされたものもあり、その結果、取り返しのつかない結果を招くことがあります。

私たちは、誰に聞くべきでしょうか。「近代日本医学の父」と称される北里柴三郎は、医学や防疫に、大きく功績を残した人でした。彼が持ち続けた信念は、

『病気を未然に防ぐことが医者の使命です!』

『研究は目的の如何に関わらず、実際に役立つ医療・予防の上に結実されるべき!』

と言うものでした。それで、破傷風の血清療法を確立し、狂犬病やインフルエンザ、赤痢などの血清開発を続けました。要請を受けて、香港に渡って、その研究の手を広げた北里は、ペスト菌を発見し、ペスト伝播につながるネズミの駆除を徹底させていきます。それで、ペスト菌による伝染を終息に導いています。

今も、コロナ感染者の治療に当たる、医師や看護師、保健師、病因を究明する研究者が、危険を顧みないで、世界中で、職務に当たっておられます。これまでどんな疫病、伝染病も駆逐されたり、後退させられてきています。お一人お一人に、そのたゆまない研究努力に加えて、天来の知恵が与えられて、目を見張る様な治療と防疫との結果がみられるように、祈念しています。

かの細菌学者のパスツールは、次のように言いました。

『科学と平和が、
無知と戦争に勝利することを、
私は確信している。』

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本来

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これは、ロサンゼルスの写真です。新型コロナウイルス禍の旋風の吹き荒れる〈以前〉と〈以後〉の比較写真です。生産や外出が少なくなっていることの違いです。これこそが、本来の姿なのです。古代の詩に、次の様にあります。

“天は・・・栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。
昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。
話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。”

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