誰に

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 『若い予報官のチャールズ・ピアスは、ふたつの前線の影響でハリケーンは、ニューイングランドまで北上すると、1938年9月21日の正午の会議で警告しました。ところが、上司たちは一蹴しました。熱帯低気圧はそれほど北上しないからです。しかし、2時間後、ロングアイランドで地滑りが発生。ハリケーンは‪午後4時に‬はニューイングランドに到達していました。船は座礁し、家は破壊されて海に飛ばされ、600人以上が亡くなりました。確かなデータと詳細な気象図に基づいたピアスの警告が公表されていればと悔やまれます。』

このところ、新型コロナウイルスの蔓延で、様々な所見、意見、予測が公表されています。我田引水なものも多くあって、公平性を書いたものもあります。保身や立場の保持で、隠されたり曲げたりされたものもあり、その結果、取り返しのつかない結果を招くことがあります。

私たちは、誰に聞くべきでしょうか。「近代日本医学の父」と称される北里柴三郎は、医学や防疫に、大きく功績を残した人でした。彼が持ち続けた信念は、

『病気を未然に防ぐことが医者の使命です!』

『研究は目的の如何に関わらず、実際に役立つ医療・予防の上に結実されるべき!』

と言うものでした。それで、破傷風の血清療法を確立し、狂犬病やインフルエンザ、赤痢などの血清開発を続けました。要請を受けて、香港に渡って、その研究の手を広げた北里は、ペスト菌を発見し、ペスト伝播につながるネズミの駆除を徹底させていきます。それで、ペスト菌による伝染を終息に導いています。

今も、コロナ感染者の治療に当たる、医師や看護師、保健師、病因を究明する研究者が、危険を顧みないで、世界中で、職務に当たっておられます。これまでどんな疫病、伝染病も駆逐されたり、後退させられてきています。お一人お一人に、そのたゆまない研究努力に加えて、天来の知恵が与えられて、目を見張る様な治療と防疫との結果がみられるように、祈念しています。

かの細菌学者のパスツールは、次のように言いました。

『科学と平和が、
無知と戦争に勝利することを、
私は確信している。』

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