スパティフィラム

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 今頃でしょうか、もう少し早い時期でしょうか、中学の担任の先生に誘われて、「水芭蕉」を観に行く尾瀬の旅に行くのを楽しみにして、待っていた時がありました。ところが体調が悪くなって、行けなかったのです。今になっても悔しかったのを思い出すのです。

 それ以来、「尾瀬の水芭蕉」は、思いの中だけで、六十数年経った今でも温存されています。先日の母の日の贈り物に、次男夫婦が花籠(5種類の花苗鉢)を贈ってくれたのですが、その中に、「スパティフィラム」という花の小鉢がありました。

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 熱帯植物で、中央アメリカや東南アジアの熱帯の森林の湿地に自生する花だそうです。この花が、水芭蕉に似ていて、叶わなかった水芭蕉鑑賞旅行を思い出したわけです。

 その水芭蕉を調べていましたら、この栃木県下にも、自生地があることが分かったのです。湯西川温泉の奥の「土呂部(どろぶ)」の栗山です。きっと車があったら、スッ飛びで直行しているに違いありませんが、写真と、スパティフィラムを観て満足しているのです。来年、行ってみたいな、の五月中旬です。

 このブログは、「花日記」になりつつありますね。花を愛で、花に慰められて花を育てる心が与えられ、今を生きられて感謝です。

(「“日光フィファ山荘”元単身赴任日記」から)

 

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