ローマの街を、ヨーロッパのとある国の王女さまが、手に「ジェラード」を持って歩くシーンが映画の中にありました。
アイスクリームではない、「氷菓」を食べているのですから、きっと季節は、夏から、秋になる頃ではないでしょうか。10才になる前に作られ、上映されたアメリカ映画のスチール写真で観た覚えがあります。マセていて、クラスに、目のパッチリとまつげの長い女の子が、主演のアン王女(オードリーヌ・ヘップバーンが演じていました)にソックリでした。
それが初恋だったのでしょうか、それと共に、「ジェラード」が美味しそうだったのです。アイスクリームはまだ食べたことがなく、アイスボンボンと言う瓢箪のような形のゴム製の
袋の中で凍っている果物味の 氷を、歯で食いちぎって頬張った、冷たさを知っていましたから、うらやましかったのです。そんなジェラードの季節が秋口だったので、9月になると、パッチリ目の同級生と、アン王女と、ジェラードが思い出されるのです。
大人になって、テレビで放映していたのを観たのですが、オードリーの綺麗なのに、少年は胸パクでした。アメリカの青年との恋物語ですが、ローマのスペイン広場、階段、何よりもジェラードに釘付けでした。美味しいなと思って食べたのは、住んでいた街のスーパーの入り口に開店した、ジェラード屋ででした。その店長さんに呼び止められて、次男が何度も頬張っていたのです。色々な果物味の氷菓でした。
秋口、初秋の味の一つの思い出です。気象異常の続いた夏は、いつ終わるのでしょうか。それでも北関東のここ数日は、吹く風が秋のようですが、まだまだ暑さはおさまらないのだそうで、ホッとできる頃には、まだ台風シーズンが続くのでしょうか。被害も尋常ではなく、世界中が戦々恐々としています。被災の国々、地方のみなさんが心配でもあります。
2019年の秋に、19号台風で、市内の永野川と巴波川とが氾濫して、今の家に引越しさせられました。家のベランダに、バラ、日々草、それに朝顔が綺麗に咲いて、猛暑、酷暑の8月に、心和ませてくれました。この日曜日に午後、訪ねてくださった隣りのご婦人から、美味しいシャインマスカットをお土産に頂き、次男持参の洋菓子で、コーヒーを淹れて一緒に飲んで語らいました。
この街の実家のこと、職場のこと、ご家族のこと、昔のここと、話題が尽きませんでした。家内のフアンで、よき先輩女性なのでしょうか。お祖母さまが、宇都宮の教会に行っておられたのだそうです。素敵で感謝な日曜日の午後でした。
さあ、今日から、「長月」の9月です。美しく、美味しく、夜長な素敵な季節でありますようにと願う朝です。
(“ウイキペディア”のローマのスペイン広場です)
.

