ケーキとガーベラで

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『ガーベラ

 先週の木曜日の朝、出勤のために、ひげ剃りをしていました。鏡の前で、ちょっと前屈みをした瞬間に、いつものサインのように、腰に違和感が走りました。『またか!』と思って、『ひどくなりませんように!』と心のうちで願ったのです。いつもですと、その瞬間から激痛が走って立っていられなくて、寝込んでしまうのですが、その朝は、学校に出かけられたのです。家の外で、タクシーを拾おうとしたのですが、あいにく雨でしたから、『どこどこへ!』というと三人のドライバーに乗車拒否をされてしまいました。それで公共バスに乗ったのです。その日は、試験日で、試験監督でした。90分ほどで終えて、学校の北門の近くのバス停からバスに乗って帰宅したのです。5階の階段を登り、わが家に入った時から、立っていられなくて寝込んで、今日まで、痛みと戦っていました。

 この「持病」の腰痛は、この夏の季節には出たことがないのです。思い返してみますと、先週の月曜日の結婚式で乗ったバスのスプリングが悪かったこと、行きに段差で『ゴトン!』と腰に衝撃を受け、帰りには、冷房が効いた中を「うたた寝」をし、ずっと雨降り続きといった悪条件が重なったのが原因だと結論したのです。これは切ないのです。風呂を沸かしてもらって、温泉の素を入れて腰を温めたりしました。これもいつものように、寝ているのがいちばんで、今日の昼頃から、痛みが少なくなってきたのです。でも完治したわけではありません。座っていて立ちますと、『キリキリッ!』と痛みますが、木曜日、金曜日のようではなくなってきました。この分ですと、今学期最後の授業の水曜日には学校に行けそうです。

 ですから木曜日の午後から、外出していません。例年、秋から冬に移っていく季節替わりに、『腰が寒いなあ!』と感じると起こる「持病」なのです。どうも今年は、天候不順で、変則的な持病が起こったようです。日曜日の今日も、出かけなければならなかったのですが、お断りして家にいました。昼前に、「父の日」のプレゼントに、「ガーベラの花」を一輪頂いて、家内が帰って来ました。さらにモールにある「カールズJr」のハンバーグを、昼食に買ってきてくれたのです。これで昼食を家内と済ませたら、『何かお手伝いすることがありますか?3時過ぎに、ケーキをお届けしますから、受け取って下さい!』との電話があったのです。父親になってから、「父の日」に、こんなに甘い美味しいお祝いをしてもらったのは初めてのことで感激でした。夕食後30分して、コーヒーを淹れて、家内と食べたところです。優しいパイナップル味のクリームケーキでした。日本の名門ケーキ店と遜色のないケーキなのです。子どもたちよりも年かさの上の年齢の若い友人ご夫妻からのプレゼントでした。

 ちょっと「快気祝い」の感じもしています。娘からメールで、『わたしたちのお父さんでいてくれてありがとう!』と言ってきました。実に嬉しいことの連続です。この感激をブログに載せようと、久しぶりにパソコンに向かったわけです。お父さんをしていて、ここ中国に来て、『好かった!』と思う、感謝で至福の日曜日の宵であります。まだ痛みは残っていますが。

(写真は、「ガーベラ」の花です)