心が弱まらないためにも

.

.

 「誤解」、 日本国語大辞典」によると、「[名詞]相手が言ったことの意味をとりちがえること。また、ある事実について、誤って思いこむこと。思いちがい。[初出の実例]「子は希臘の語を知らざるによりて、経中の文句を誤解すといひしかば」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八)」とあります。

 今日のお昼にNHKラジオニュースに、大きな被害をもたらせた、阪神淡路大震災が起こってから、三十周年にあたり、兵庫県の斉藤元彦知事が、記念式典で次の様に述べました。

『災害はいつどこで起こるか分かりません。このことを今、改めて胸に刻みつけなければならず、必要なことは、災害の記憶やこの30年間の歩みを決して風化させないことです。』

 そう語っておいででした。そのおはなあいをきいて、この斉藤知事の不信任決議が、昨年の9月に、県議会で全会一致で可決されたのを思い出したのです。それに至るまでマスコミ各社の論調は、知事のパワハラや不正を取り上げ、糾弾していました。私は、その報道を聞いて、『ずいぶんひどい知事だ!』と憤慨したのです。

 県議会がこぞって、反知事の主張を唱えたのです。ところが真相が明らかにされていくにつれて、陥れられたのは斉藤知事で、有る事無い事が暴力的に語られていたのです。中央官庁から、出世前の業績づくりのために、地方で知事を経験している、根っからの悪徳官吏だと、私は思い込んでいたのです。

 まさに、マスコミの言うことを、そのまま信じてしまいました。それが「誤解」だと、やっと分かったのが、出直し知事選で、斉藤知事が、111万3911票を支持を得て、再選したことでした。この段階で、斉藤元彦氏を支援した、斉藤知事を信じ支援した兵庫県民が、多かったことで、私は、「誤解」していたことを恥じたのです。真相ではなく、県幹部がこぞって反斉藤をかかげた、作り上げられた悪意の世論に、そう決め込んで誤解していたからです。

.

Himeji Castle in may 2015 after the five year renovation

.

 自分の心の中で、『めんなさい!」と繰り返したのです。真剣に調べた上で判断したのではなく、間違った世論に、全く耳を傾けてしまい、同調してしまったのです。かつてナチス政権を担ぎ上げ、支持したドイツ国民を糾弾していた私でしたが、本来裁かれるべきは自分だと言うことが分かったのです。

『そうでないと、あなたがたの心は弱まり、この国に聞こえるうわさを恐れよう。うわさは今年も来、その後の年にも、うわさは来る。この国には暴虐があり、支配者はほかの支配者を攻める。(新改訳聖書エレミヤ51章46節)』

 怒涛の様に、「うわさ」が、イスラエルの国に押し寄せてきたのです。今もまた、「うわさ」話が闊歩して、巷を行き来しています。まさに、「うわさ戦争」の渦中にあります。聞き分けずに、信じてしまわない様に、殊の外注意深くなくてはと、p思わされた、今日のお昼でした。「心の弱まり」を避けなくては!

(ウイキペディアの「姫路城」、「県花のノジギク」です)
.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください