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朝顔の 三日に一輪 軒の下
大陸から、遣唐使が持ち帰ってきた物の中に、「朝顔」の種がありました。その種に始まる日本の朝顔ほど、庶民に愛され続けた夏の花はありません。何年も何年も、種子から育てたのに、今年の花数の少なさに驚いています。7月の気温の高さのせいでしょうか。
街中の山車会館の裏手の花壇にだけ、たくさん花をつけた朝顔が見られますが、目にする、庭に朝顔のほとんどが、一輪ほど咲くだけなのです。ちょっと淋しい今季でづが、それでも一生懸命に咲いていてくれます。
江戸の入谷の朝顔市は有名で、朝顔愛好家による品種改良が行われ、咲かせた花を誇り合う伝統が、今に伝えられています。熊本には、「肥後朝顔」の展覧会があって、愛好会まであるようです。
(ウイキペディアによる広重の描いた朝顔、今朝咲の朝顔です)
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