ガザ地区病院爆破の原因

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 「10月18日のガザ地区病院爆破はイスラム聖戦発射と判明(ブリッジ フォー ピイスからの速報記事)」

 ガザ地区の病院爆破が大きく報じられていますが、ミサイルはイスラエルのものではなく、ガザ地区のテロ組織イスラム聖戦のものであることが、カメラ映像やイスラエル軍の作戦と照合した結果、明らかになりました。カメラには、爆発が起きた前後、ガザ地区から連射されたロケット弾の一発が、ガザ領内に落下した様子がとらえられています。

 ガザ地区のテロ組織は、以前にも、イスラエルの空爆と偽ってガザ領内に向けて意図的にロケット弾を発射したことがあります。今回のような落下や誤爆を含めると、何千発と発射されるロケット弾のうち、どれほどの被害がガザ領内でも起きていることでしょうか。

 彼らの目的は、ガザ住民の犠牲を利用し、国際的な非難をイスラエルに向けさせることです。ガザの人々はまさに「人間の盾」であり、人質ともいえます。

 この病院の爆破事件に対し、レバノンのヒズボラは報復を口にしている他、アラブ諸国の間で反発が広まっています。イスラエルに対する諸外国の理解や心象が今後変化していく可能性もあります。

 イスラエルはガザ北部の市民に、南部へと避難するよう引き続き呼び掛けていますが、ハマスらはその避難を妨害するだけでなく、それを逆手にとって南部で活動を活発化させる恐れも出てきました。

 ガザ市の人々を人間の盾にして、人道状況を悪化させて苦しめているのはハマスらテロ組織に他なりません。引き続き、ガザの一般市民がテロ組織の手から守られ、安全を確保できるように、人道状況の回復のために、国際社会が問題を見極めて対処する知恵が与えられるようお祈りください。

『主はわが巌、わがとりで、わが救い主、身を避けるわが岩、わが神。わが盾、わが救いの角、わがやぐら。 ほめたたえられる方、この主を呼び求めると、私は、敵から救われる。(詩篇18篇2~3節)』

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