野分晴れ

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 まさに、今日は、「野分晴れ(のわきばれ/台風一過の晴れの日をそう言うそうです)」で、小朋友のいーちゃんの「運動会」が、小学校の校庭をお借りして行われ、“ スマホ写真 ” が送られてきました。大勢の園児の中に、ご両親でしか見つけられない様な姿があったことでしょう。

 去年は雨で、せっかく練習したのに中止、今年も台風14号が、秋雨前線を刺激して、連日雨降りで、『またか!』と、開催が危ぶまれたのですが、曇りの予報が、太陽の顔も見られた晴れの一日でした。30年も前のわが家の子どもたちの運動会、園芸会、遠足などの行事が、天気とにらめっこで、一喜一憂だったのを思い出します。

 手巻き寿司、いなり寿司、煮物、佃煮、それにゆで栗や柿やみかんやバナナの果物を、ゴザの上で妹や弟を加えて食べた過ぎし日の秋が思い出されます。雨で延期された翌月曜日にあったこともありますが、ほとんどの年は、昼過ぎに、お昼ご飯の重箱を、家内と二人で運んで、待ちわびていた子どもたちと、校庭で食べたのです。日曜日の午前中には仕事があって、午前中の競技を見てあげられない、そんな毎年でした。

 子どもたちの学友のお母さんから、気の毒がって『一緒に食べよう!」との誘いを、健気にも断って、校門の扉の上にのって、今か今かと、親の来るのを待ちあぐねていた子どもたちの姿を思い出してしまいます。それもまた、わが家の大切な思い出の一コマなのではないでしょうか。
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 運動会の日に、給食のこともあったでしょうか。もうみんな卒業して、アルバイトをしながら学校に行って、今は社会人、家庭人になっています。小朋友のお母様に、運動会見学を、去年は誘われましたが、今の私たちの状況では、ちょっと見学は無理で、『楽しくしているかな?』と思っているだけで、ただ送ってくださるスマホ写真を見て、大勢の中に探すのを楽しみにしているだけです。

 子どもたちの幼稚園では、「さつまいも掘り」もあったでしょうか。苗の植え付けに駆り出されて、お手伝いしたこともありました。そう、芋の美味しいい季節になってきました。華南の街で、田舎に行って掘ってきたサツマイモを、毎年、大袋いっぱいにもらったこともありました。

 オリーブの実を拾いに、郊外の農村に出かけたこともありました。おじさんたちが木の上に登って、ユッサユッサと揺すると、バラバラと落ちてきて、嬉々として競い合って拾っていました。お昼を出してくださって、みんなで分け合いながら、華南の田舎料理を食べさせていただいたのも、今頃でしょうか。

 秋たけなわ、稲の刈り取りも終盤でしょうか。これからは、富有柿なども甘い秋の味覚が出回る頃でしょうか。今年は、無花果も栗も梨も、ふんだんに食べることができました。留守にしていた13年分の日本の秋の味覚を、堪能していると言ったところかも知れません。穏やかな秋のままで、深まっていって欲しいと願う、ちょっとものがなしい秋の夕べく、夜の帳(とばり)の降りかけた夕べです。

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