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 旅行のできない今、「坊がつる讃歌(作詞:神尾明正、補作:松本征夫、作曲:竹山仙史)」の歌を聞いて、行ったことのないこの山(盆地や湿原の九重連山
)を、訪ねたことのある、阿蘇や霧島や由布院の風景に重ねて思い描いております。ここも豪雨で、被害があったのでしょうか。

1.人みな花に 酔うときも
残雪恋し 山に入り
涙を流す 山男
雪解(ゆきげ)の水に 春を知る

2.ミヤマキリシマ 咲き誇り
山くれないに 大船(たいせん)の
峰を仰ぎて 山男
花の情(なさけ)を 知る者ぞ

3.四面(しめん)山なる 坊がつる
夏はキャンプの 火を囲み
夜空を仰ぐ 山男
無我を悟るは この時ぞ

4. 出湯(いでゆ)の窓に 夜霧来て
せせらぎに寝る 山宿(やまやど)に
一夜を憩う 山男
星を仰ぎて 明日を待つ

5.石楠花谷(しゃくなげだに)の 三俣山(みまたやま)
花を散らしつ 篠(しの)分けて
湯沢に下る 山男
メランコリーを知るや君

6.深山紅葉(みやまもみじ)に 初時雨(はつしぐれ)
暮雨滝(くらぞめたき)の 水音を
佇(たたず)み聞くは 山男
もののあわれを 知る頃ぞ

7.町の乙女等(おとめら) 思いつつ
尾根の処女雪 蹴立(けた)てつつ
久住(くじゅう)に立つや 山男
浩然(こうぜん)の気は 言いがたし

8.白銀(しろがね)の峰 思いつつ
今宵(こよい)湯宿(ゆやど)に 身を寄せつ
斗志(とうし)に燃ゆる 山男
夢に九重(くじゅう)の 雪を蹴る

9.三俣の尾根に 霧飛びて
平治(ひいじ)に厚き 雲は来ぬ
峰を仰ぎて 山男
今草原の 草に伏す

 この歌は、九州大学の学生たちが、山小屋のアルバイトをしていた折に、神尾が替え歌として作詞したそうです。きっと九州で生まれていたら、この山にも登ったことでしょう。中・高校時代に、弟がM君と言う同級生と、よく山登りに出掛けていました。M君は山に魅せられて、山男になって、山小屋に籠もってしまったそうです。私も最初の職場の上司が、信州人で、よく奥多摩の山歩きに連れて行ってもらいました。

 最後の山歩きは、諏訪湖の近くの入笠山でした。家内を連れての12月、軽装で出掛けて、遭難しかけてしまいました。私の街では前日、雨でしたが、入笠山は雪でした。でも、その頂上からは四方八方見渡せて、八ヶ岳が目の前にありました。夏に連れ出せなくて、そこを見せたくて登ったのですが、無事家に帰り着きました。まだ五十代でした。

(〈絶景壁紙.com〉から九重山のミヤマキリシマです)

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