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世界中で、自分の住む国、街のために、世界中の国や街のために、さらに祝福や平和や恩恵を求める歌が歌われています。現下の厳粛な事態や問題を見ても、悲観しないで、悲痛な顔をやめて、将来と希望が与えられるように、大能者に向かって歌われているのです。
シンガポールで、オーストラリアで、マレーシアで、ジンバブエで、カナダで、アメリカで、インドネシアで、その歌が歌われています。科学万能の時代の真っ只中で、人は自分の非力さを悟り始めています。スーパーコンコンピュータを作ることができ、宇宙旅行の実現目前の人類が、目に見えない微小な物に翻弄されている、これが世界の現実です。
ところが人類史上、コレラ、スペイン風邪、天然痘、結核、ハンセン氏病などで屈服させられ続けてきた人類が、それらを克服できたのは、人間の科学的な研究努力だけでよっただけはなく、時間の経過で消滅され、押さえ込まれた、と言えます。偶然などではありませんでした。
対抗薬や特効薬の発明でも、人が見付けるのですが、その特効や対抗の薬の原材料は、天然の中に、すでに備えられていたことによります。人を滅ぼすまいとする、大いなる意志があって、全てが成ってくていると考える以外にありません。人は、それを見付けた、見付けさせていただいたに過ぎません。
小学校の入学前に、私は肺炎に罹って、死にそうになりました。国立病院を退院する時、母は、医師に、『今度肺炎を起こしたら、死んでしまうので、風邪をひかない様に!』と警告されたそうです。それでも何度か再発を繰り返しましたが、そんな中を生き延びられました。母の必死の看病や世話のおかげです。
生き延びたのですが、ずいぶん人に迷惑をかけながら生きてきたのです。ペニシリンやストレプトマイシンなどの薬効によったのですが、『生きよ!』と願われる生命の付与者の保持であったとしか考えられません。もちろん母の献身や医療がありました。
それで生かされた意味を、探しながら、そして感謝しながら、今日まで生きてきました。そして、私も《歌う者》に変えられて、歌うのです。『世界を祝福してください。平和をもたらしてください。この問題から勝利させてください。祝福します!』と歌うのです。
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