12月2日の朝の日の出

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 もう十二月、日本語では教師でしょうか僧侶でしょうか、忙しく走り回る月、「師走」です。英語では “ December ”で、その名の由来はラテン語で「10」、「10番目」を意味する”decem “ なのだそうです。それなのに、十二月の呼び名になったのは、摩訶不思議で、謎です。

 私の家族の中で、長女の婿殿、長男の娘、次女の娘、そして私の四人が、この月の誕生なのです。けっこう寒い月の誕生ですが、今年は、ピリッとする様な寒さを感じさせませんので、ちょっと拍子抜けです。

 山奥の観光名所に後ほどなる、有名な瀑布、と言ってもこじんまりした滝なのですが、そこに流れ落ちる水となる、井戸の水で産湯をつかってもらったのだそうで、住んでいた村の村長さんの奥さまが、産婆として受け止めてくださったと、母に聞きました。

 父が、井戸で水を汲んで、お湯を沸かしてくれたのでしょうか、水道もガスコンロもない時代で、大変だったのでしょうね。父の当時の手帳によりますと、朝4時半の誕生だったのだそうです。三番目の男の子でしたから、『今度は女の子を!』と願った母は、少々がっかりしたのでしょう。でも母と父に愛されて育ったのです。

 あの「八日未明」に、太平洋戦争が、始まった月です。「春待月」と言う異名を物月だそうで、春待望を願う月なのでしょう。好い月を願いつつ、新しい年に期待して、待ちたいものです。

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