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子育て中の〈わが家の騒動〉です。中学生3年の長女が熱が出てしまって、学校を休まなければなりませんでした。家内が学校に電話連絡をしたのです。電話をした家内は、先生の名前が出てこなかったので、娘がいつも使っている〈あだ名〉しか思いつかなかったので、『中3の◯組のハンギョドン先生をお願いします!』と言ってしまったのです。
遠い部屋で、母親の話し声を、かすかに聞いていた娘は、もう取り返しがつかずに、呆れ返ってしまったのです。ところが、電話を受けた事務職の方は、どの先生かが分かったのでしょうか、担任の先生が電話口に出られたのです。家内は、涼しい顔で、休む旨伝えて、用件を終えたのです。
ちょっと漫画のような珍事件だったわけです。きっと娘は、『ハンギョドンに連絡してね!』とお願いしたのでしょう、家内は先生の本名を覚えていないのなら、確かめるべきでしたが、4人の子の世話で忙しい朝で、きっと大変だったのだろうと思うのです。
それなのに、卒業式には、代表に選ばれたのですが、さすが担任の先生は太っ腹にやり過ごしてくれて、そんな家内の失礼なことには拘らなかったのです。どうされているでしょうか、後に校長職をなさったとお聞きしました。
今日、30数年ぶりに、そのことが、時間のたっぷりある家内と私の話題になって、〈ハンギョドン〉とは、どんな character だったかを、ネット検索してみたら、この映像が出てきたわけです。そういえば、こんなお顔だったのを思い出して、また吹き出してしまったのです。
あだ名のは、そんな落とし穴があるのでしょうか。笑いを誘う程度なら許されますが、色々とあった四人の子育て珍事を思いしているこの頃です。子どもの観察眼って面白いものでした。
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