あの空間と雰囲気が

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 昨日の朝のベランダで、秋風を頬に感じたのです。立秋を過ぎた残暑は、今朝6時の時点で、35の予報が出て、酷暑の日が続いていますが、それでも着実に季節は移ろいゆこうとしています。そう言えば、飛ぶ赤とんぼも見かけ、蜩(ひぐらし)の鳴き声も聞こえ、高級葡萄がスイカに代わって、店先に並んでいます。

 季節の先取り、昨日は、美味しい梨(幸水でした)をいただき、『今年は皮が硬め!』と言ってナスを、ゴーヤと一緒に、家内の友人が持って来てくれました。今日は、わたしの恩師の息子さんが、家族で訪ねてくれました。

 『家族でおいでください!』と、年に一、二度、必ずと言って招いてくださって、乗り古した車に、4人の子を押し込んで、国道を南下して、訪ねたのです。太平洋からの潮風を感じて、大海原を眺めると、ホッとさせられたのです。それ以上に、招いてくださる、二十歳年上で、誕生日が同じの宣教師の家の二階で、あんなにゆっくりした時を持たせていただいた日々が忘れられません。

 その方の息子さんで、ご両親と同じく日本を愛して、宣教の業をなさっていて、親子二代で、わたしたちに好意を示し続けてくださっているご家族なのです。13年の間、support  し続けてくださり、中国から帰国すると、教会に招いてくださって、泊まったことのないようなホテルに部屋をとってくださったりしたのです。

 家内が入院してからも、退院してからも、そして今日は、三人のお子さんたちを伴って奥さまと訪ねてくれました。彼のお父さまの教会では、交わり会が持たれ、単身で訪ねましたし、日曜礼拝に説教の機会を備えてくださったり、ご子息も、お父さまの世話に預かったわたしたちを、まさに親子二代でもてなし、訪ねてくれるのです。

 お父さまの教会で、ご馳走になった、〈タコライス〉のTochigi version で、お昼を用意したのです。ご飯、とんがりコーン、牛のひき肉、炒り卵、トマト、キュウリ、レタス、ブロッコリーsprout 、ソース(ケチャップ、コンソメ、擦りリンゴ、擦りスモモ、etc )、果物のデザート、コーヒー、ジュース、クッキーで準備したのです。好評でした。

 《2階の食卓の空間》で時を過ごして、時を共有し、もてなしを受け、激励されて、再び、自分の任地に戻った日を、忘れたことがありません。無言の激励は、まさに宝でした。その息子さんが奥さまと、よく子育てをされていて、あの親の恩を子と孫とにお返しした、「愛の交換」の〈山の日〉でした。

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