精神の恢復を願う

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現代は、あまりにも、多くの情報が世上に湧きかえり、百論出議と言うよりは、情報過多の時代の真っ只中に、私たちはあります。100の情報源が、100の意見を述べて、発信元によって違う意見が、実に錯綜しているのかも知れません。

今回の「コロナ騒動」の中で、疫学の研究者の弁よりも、素人の見解や政治的な思惑が多く出回っていて、どう聞くかに迷ってしまいまうのです。さらに〈暴露本〉なども多く出版されています。どれも、「事実」から、感情論に陥ってしまっていて、『人の感情に振り回されたくない!』と思うこと仕切りです。

どんな時代がやってくるのでしょうか。私を育ててくれたアメリカ人の起業家は、将来に起こることを、よく話して教えてくれました。その一つが、ご自分の国の将来についてでした。『いつかアメリカは経済、財政、文化などの面で、全世界に対する、良い影響力を失うようになります。特に財政的な力が弱くなり、これまで支えてきた弱小国を援助できなくなるのです。特に、中東で、イスラエルを助け切れなくなる時がくるでしょう。』と言ったことがあました。半世紀も前の話です。

《アメリカの弱体化》は、最近特に目立ち始めていないでしょうか。激しい言葉が、暴力や暴動を生み出して、多くの街でデモが起こり、社会不安で、この国が溢れています。それらは、将来への不安定さで不安や恐れが、人々の心の中に溢れているからに違いありません。

「建国の理念」など、もう忘れ去られ、絶対的な基準が失われて、失望をアメリカ市民に生み出しています。私は、“LALA(Licensed Agencies for Relief in Asia)物質“ に養われた世代です。アメリカの篤志家たちが、占領国の学童の栄養補給のために、大きな缶に入った「スキムミルク」を、終戦後、贈ってくれました。日本中の学校では、それを水に解いて沸かし、カップで飲ませてくれたのです。

それは私の骨が強くされるために、きっと良い栄養補給だったに違いありません。戦争に負けた憎しみよりも、戦後にしてくれたことへの感謝があるのです。私が教育を受けたのも、アメリカからやって来られた教育者で医師だった方が始められた学校でした。そこで学ぶことができたのも、感謝な思いでおります。

母も兄弟たちも、そのアメリカ的な良き感化を受けて、過ごすことができたのです。と言うよりはアメリカを支え続けてきた良き伝統の影響力と言った方が良さそうです。民族的な日本主義に凝り固まらないで、《ものの考え方》に均衡を持つことができたのは、私にとっては宝なのです。特に長じてから、8年間も、この起業家と、彼の友人たちから、様々に良い影響力を受けました。若い時期に学んだことが、今の在り方の基礎、強い根幹になっているに違いありません。

それで、アメリカ社会の現状を憂えているのです。どうしようもない、大きな力がアメリカに襲いかかって、健全な基盤や脊柱が破壊されているように感じるのです。もちろんアメリカが全部良いと思っているのではありません。ただ感謝を覚えるからなのです。娘たちや孫たちの生活圏でもあるからです。健全な精神の恢復を、心から願う、夏至の過ぎた朝です。

(合衆国の成立時の様子を描いた絵画です)

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