活躍

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現在、世界のプロのサッカー・チームで、またアメリカのメジャー・リーグで、日本人が活躍する機会が多くなってしています。近年、オリンピックでも、日本選手のメダル獲得も、結構多くなっていて、スポーツの世界で、ヨーロッパ系の選手に伍して闘えることに、やはり驚かざるを得ません。

子どもの頃に、水泳の古橋広之進、ボクシングの白井義雄の活躍に、心躍らされたのが、昨日のことの様です。食料だって足りない中で、体格の劣る日本人が、西欧人を凌ぐほどに、活き活きと生きている姿に、『俺だってできるんだ!』と言った自信が、まだ幼い私の内から、湧き上がってきたのです。また知的な分野でも、湯川秀樹のノーベル賞受賞は、誇らしいものでした。

このところちょっと元気がなくなっていますが、日本人という枠を超えた、日本人像ができつつあるのではないでしょうか。日本人の体格についても、次の様な報告があります。文部科学省の「学校保健統計調査(平成30年度)」による、身長と体重の平均値は、2018年度で、17歳の男子は170.6cm、体重は62.4kg、女子は157.8cm、52.9kgとなっています。

また、日本人の平均“寿命”は、厚生労働省の「簡易生命表(平成29年)」によると、男性81.09歳、女性87.26歳となっています。ちなみに世界平均の男性69.8歳、女性74.2歳と比較すると、男女ともに10歳以上長生きとだとの結果が出ています。

もちろん、オレゴンの街に行きますと、頭一つ大きな人たちだらけです。15年ほど前、大連に行ったことがありました。冬の街中を歩きましたが、そこも、頭一つ大きな中国人青年たちがいて、驚きました。南の地方では米食、東北地方では小麦粉を食べるので、同じ漢族でありながら体格が、南北では違うのだそうです。

内蒙古に行きました時には、凛々しい顔をした青年たちが多くいて、乳製品を多く摂るので、今はどうかわかりませんが、三十年ほど前は、太っている方は皆無でした。食べ物で、体格が違うには、日本の食生活も変わってきていますから、西欧化の傾向があるかも知れません。オニギリを食べて、満腹感を得ようとする日本人とチーズやバターを摂る欧米人との差が、じょじょに少なくなってきているのは事実です。

オリンピックは、《青年の祭典》と言えるでしょうか。馬術やアーチェリーなどは、年配者がいますが、主に青年たちが、国の威信を背に、覇を競い合うわけです。今回のオリンピックは、〈武漢ウイルス〉の伝染拡大で、開催が危ぶまれていますが、どうなることでしょうか。

(ベルリンオリンピックの競泳・平泳ぎで金メダルに輝いた二十二歳の前畑秀子さんです)

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