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この両者には、違いがあります。上は、“キャラメル” で照りを加えているのに、下は、そう言った照りを省いて、自然のままの焼きですませているのです。見た目には、上の鰻の方が、輝きがあって美味しそうですが、やはり人工的な見栄えが加えられています。

「通(つう)」と言う言葉があります。“漢字ぺディア”には、「①ある物事に非常に詳しい人。もの知り。「食の―」 ②世情や人情に通じてもの分かりのよい人。」とあります。食通、鰻通の人に言わせれば、『見た目よりも味!』と言うのでしょう。先週の足利の鰻は、ウマイのです。

もう50も60年も経ちますが、鰻よりも、「泥鰌(どじょう)通」の父は、私を浅草駒形の土壌料理屋に連れて行きたかったのです。『準、いつか駒形で泥鰌を喰おうな!』と言ったままなのです。弟や友人に、一緒に行こうと誘いをかけているのですが、いまだに実現できないままです。ここから特急に乗れば、一本で浅草なのです。近くて遠おきは、泥鰌鍋です。
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