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これは「ヤシオツツジ(八染躑躅、八汐躑躅)」で、栃木県の県花に指定されている花です。城を持たなかった武田信玄は、「躑躅ヶ崎」に居を構えた戦国武将でした。歴史に「もしか」はないのですが、『信長、秀吉、家康と同年齢だったら、きっと天下を取っていただろう!』と、甲州人は言いたそうです。
ここ栃木市は、信玄の宿敵、上杉謙信が戦った大平山に、躑躅が自生していたのか、後になって植えたのか、躑躅の一大名所になっています。下野国に、廃藩置県によって、宇都宮県と栃木県が置かれましたが、二県が一つとされ、県名は栃木、県都は宇都宮になって、東北本線も東北新幹線も、宇都宮を経由しています。宇都宮は「軍都」でしたし、栃木は「商都」だったと言えるでしょうか。
私は、まだ宇都宮を訪ねたことがありません。県民として表敬の意を表すために、県庁や県立美術館を訪ね、〈餃子〉を食べに行きたいものだと思っています。
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