野の花の如く

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昨夕、配信してくださった"hp「里山を歩こう」"の写真です。上は「イガタツナミソウ(伊賀立浪草/三重県伊賀で発見されて命名されてそうです)」、下は「フナバラソウ(舟原草)」です。こういった花々は、里山や土手が、日本から消えて行ってしまったので、花々も消えて行くのだと聞きました。同じ立浪草でも、伊賀で咲く種類には、それに適った命名がなされるのですね。驚くのは、見てすぐに、「フナバラソウ」だと分かる観察眼です。

家内が学んだ学校の先生は、よく里山や野原に、学生たちを連れ出しては、『これは◯◯、どこどこによく咲いているんだ!』と教えてくれたのだそうです。専門は農学で、農業に携わるみなさんに、養鶏や、特別な作物の植え付けを指導して、経済的に自立する様に勧めていたそうです。

花には目もくれずに、チャンバラをして遊んで、少年期を過ごしたので、花の名前も知らない自分が、ずいぶん無知だと認めています。今になって、名のない草の美しさがわかり始めてきたのは感謝です。恩師が、「野の花の如く咲きなむ!』と言い残してくれたのを思い出します。

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