来福

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夕べは咳がひどくて寝眠れないほどでした。ウトウトとすると咳が出て、そうすると痰までが出てくるほどで、《泣きたいほど》でした。今朝起きて、着替えをしたのです。何と、昨日取り入れた靴下(黒と白の格子模様)の中に、《蜂(大型ですから"スズメバチ"でしょうか)》がいて、左足の親指の付け根を、嫌という程に刺されてしまったのです。すぐに、"ムヒ"を塗ったのですが、まだ痛みが取れません。

これを、まさに「泣きっ面に蜂」と言うのでしょう。子どもの頃に、蜂の巣を突っついて刺された事が何度かありましたが、ずいぶん久し振りで、中国に来て経験するとは思いもしませんでした。前に住んでいた小区の5階の家の外壁に、スズメバチの巣を見つけ、2回も落とした事がありましたが、 昨日は、<年の瀬>なのに、23℃も気温があったからでしょうか、蜂の巣と似た白黒で、柔らかな靴下を巣と勘違いしたのか、「かくれんぼ」をしていて、入ったのか、災難でした。どこか近くに巣がありそうですね。

「転んでもただでは起きない」で、中国では、「泣きっ面に蜂」とか「弱り目にたたり目」を何というか調べて見ました。"屋漏更糟连夜雨(雨漏りしてるのに連夜の雨)"、"船迟又被打头风(船が遅れてるのに向かい風が吹いている)"、"祸不单行(禍<わざわい>が重なってやってくる)"と辞書にありました。あいにく中国人の友人に聞いて確かめていません。家内が、干した 洗濯物を取り入れる時は、注意深く点検 していますが、雑な私はしないのです。

でも、人生、風邪や蜂に刺される事、雨や嵐の日ばかりではありません。今まで、治らなかった風邪や引かなかった痛み、止まなかった強雨も大嵐もないのですから。「災い転じて福となす(禍に遭ってもいつか祝福に変わる時が来る)」のです。中国語では"转祸为福zhanhuowei"で、意味は同じです。今日も暖かで、「小春日和(こはるびより)」ですね。
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