「東京音頭」と言う歌があります。作詞が西條八十、中山晋平の作曲で、1932年に発表されています。
ハァ 踊り踊るなら チョイト
東京音頭 ヨイヨイ
花の都の 花の都の真中で サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ハァ 昔や武蔵野 チョイト
芒(すすき)の都 ヨイヨイ
今はネオンの 今はネオンの灯の都 サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ハァ 花は上野よ チョイト
柳は銀座 ヨイヨー
月は隅田の 月は隅田の屋形船 サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ(省略しました)
ここで歌われている「武蔵野」には、かつて櫟林の原野が広がって、「芒の都」だったのです。「甲武鉄道(今の中央線です)」が、新宿と甲府間に開通してから、徐々に沿線が開発されて来ているのです。今では、東京の西の一大繁華街でしょうか、若者に人気があり、最も住み好い町に選ばれた、吉祥寺駅を主要駅にした「武蔵野市」があります。
この吉祥寺駅には、京王井の頭戦の始発駅もあり、都心の渋谷を結んでいます。今では、JRや地下鉄やその他の私鉄相互乗り入れや、直通輸送が行われていますが、この井之頭戦線は、渋谷止まりで、そこを折り返している鉄道です。時々乗ったことがありますが、沿線には、大学や高校の多いのが特徴です。
この京王井の頭線の吉祥寺駅のガード下に、「青果会社」の分場があって、何年か年の暮れの時期に、仕事をしたことがありました。休み時間や青果物の搬入の待ち時間に、年配の話好きのおじさんに、いろいろと人生、世の中を教わったのです。このー駅も、田舎に行っている間に、全く変わってしまい、昔の面影がなくなって、寂しく感じたりしていました。こちらにきて、さらに年月が経ちましたので、大きく変化しているのでしょうか。やはり「秋」、飽きもしないで、昔を思い出しております。(十月に書いた記事をアップしました)
(写真は”WM”の京王井の頭線の「吉祥寺駅」の改札です)