大将


 昨日、「親バカ」の次女からメールが来ました。小学校1年の息子の近況を、ジイジの私に知らせてきたのです。

『・・・毎日膝と服を泥だらけにして帰ってくる。どうも休み時間はお決まりの”フットボール”をしているようです。年上の子たちと一緒に走っているみたい。休み時間の先生と話をすると、校庭に3人ぐらいの大将(chief)がいて彼はその1人だそう。彼以外は2年生、3年生。この先生は思ったことをはっきり隠さないで言う人で、3人の性格を言っていたよ。
 彼はどんな大将かあててみて。
  1.ずる賢い大将(自分の良いように人を動かす)
  2.暴力大将(すぐ人をたたく)
  3.素直な大将(注意をされると二度としない)
ちょっと親ばかだけど、彼は〈3〉だそう。驚いたけど、彼はそんな子らしいよ。”本が書ける”ほどドラマがあるよう。子供の世界はシビアだからね。上手にできる子とできない子がいるんだよね。では彼のお弁当つくらなきゃ。じゃ、☆ちゃんによろしくね。・・・』

それで、私は、こんな返信をしました。

『・・・そう、3種類の「大将」がいるんだね。子供の世界を、そういった目でしっかり見ている先生がいるんだ。彼の大将ぶりは、そうだろうと思うよ。策略計略大将や強圧暴力強引大将でないんだね。公平で、みんなに好かれ支持される大将になってほしいね。ドラマを記録しておいて、教えてね。小学校の5~6年まで、クラスの番長だったけど、ある時、世代交代されて、没落したことがあったよ。三日天下だったけ、彼みたいな「好い大将」ではなかったからだね。今は、反省してるけどね。Sくんという同級生だけが、お父さんの味方になって、休み時間はいつもSくんと一緒で二人きりだった。◯◯◯の消防署に、お父さんが勤めていたけど、どうしてるかな。・・・彼のリーダーシップを、養い育てたいね。◯◯、頑張ってね。◯◯ちゃんは、そんな兄貴を見てるんだね。◯◯◯◯オジ(家内の長兄)も、番長だったようです。すごく正義感があったようです。彼らのお父さんとと◯◯◯◯オジに似たんだね。・・・』

 中学を出て、ハワイの高校に留学して、夏期休暇で親もとに帰ってくると、近所のスーパーのレジのアルバイトを、姉と一緒にするのを常にしていました。彼女の兄と弟も、そのスーパーで働いていましたが。高校を出ると、西海岸の大学に進学し、卒業後の1年を大学付属の幼稚園で働いて、帰国間近に、その街にあった学生宿舎で出会った一人の青年と結婚したのが、この次女です。ある時、『お宅は、どんな躾をしてるんですか!』と、電話が入りました。行動派で目立って、いつもみんなの真ん中にいた彼女を、目立たない子のお母さんに妬まれたのでしょうか、子育てまでも干渉されたことがありました。4人を育てさせてもらいましたから、ちょっとやそっとの非難で落胆することはありませんでした。家内と私は、好いところや自然性を大事にして育てようと決心していましたから。今、この次女には二人の子が与えられて、子育て真っ最中です。〈だれにも愛される子〉であるように、そんな子育てをして欲しいと、メールの返信をして思う今朝であります。どんなドラマがあるんだろうか?

(写真は、ライオンの母子です)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください