望み

 

 

昨日の朝は、この家の二階から、朝焼けが茜色(あかねいろ)に雲を染めている様子を見ることができました。その神秘的な美に感動しました。人の筆や絵に具では描くことのできない自然界の美しさに、人はただ圧倒させられて、息を飲むのみです。昨夕の夕焼けも見事でした。

自然の美しさに感動する《人》こそ、創造の最高傑作だと言われています。父が飼っていた犬も、娘たちが飼っていた猫も、子どもたちが飼っていたウサギも、空を見上げて放心状態で、美しさに酔いしれるような姿を見せていたことはありません。人だけができる能力なのです。

70年も働き続けてきた心臓も肺も、その他の臓器一切が、少し弱くなるのでしょうか。英語で、“オーヴァーホール”の時期なのでしょう。機械に油を加えるように、人の体にも、油の注入が必要に違いありません。家内は、悔いなく生きてきたのですが、まだすべきことが残されていたら、まだ生きられますし、使命を果たし終えたら、造物主の元に帰れるのです。

どちらにしろ《永生の望み》に、心を満たしていますので、闘病をしている今、結構上を向いて、積極的な告白をしています。先日やって来た二人の娘が、家内を、あれこれと世話をやいています。長男家族も、次男夫婦も助けてくれています。一昨日は妹が、友人の運転の車で見舞いに来ると言っています。

昨日の朝9時、獨協医科大学病院から電話が入り、明日の検査のための来院時間や注意事項の確認をしていただきました。ななんと、『喂wei!』と言って、電話にとっさに出てしまいました。これって、中国語の『もしもし!』なんです。それが、自然に、私の口を突いて出てしまったわけです。そんなに中国風が身についてししまって、びっくりしたのは私です。

昨日、次男は仕事が忙しくて来れませんでしたが、長男が、時間がとれたと言って駆けつけてくれ、病院への送迎などをしてくれ、2人の娘が家内に連れ添ってくれました。“PETーCT検査”を無事に終えました。家内の顔がホッとして、笑顔が帰ってきました。みなさんの愛を受けて、満ち足りているのでしょう。30日に検査結果を待つことになりました。

中国の友人たち始め、みなさんの応援に感謝します。

(広島県呉市、穏やかな冬の休日、黒瀬川沿いに咲く「白梅」です[HP里山を歩こう])

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