21世紀

 

 

若い頃から思い続けてきたことがあります。将来の[人口の増加と食糧の自給の予測]とか、[大気や水質などの汚染による環境問題]、[犯罪の凶悪化]、[国際紛争]などを聞いたり読んだりして、私は考えたのです。その考え、思い続けてきたことと言うのは、『21世紀はあるのだろうか?』という懸念でした。

今年の夏から秋にかけ、日本や台湾や大陸、そして世界のあちらこちらで、台風(ハリケーン)、それに伴う水害や洪水や山の斜面の崩落、異常気温、地震、火山の爆発が起きていて、あの思ったことは、『あながち間違えではなかったのではないか!』と思い返しているのです。今世紀も、18年が経っていますし、楽観視できない世界的な状況の様に感じるのです。

『では、明日の予報です。明日も太平洋高気圧に覆われて、朝から強い日差しが照りつけそうです。予想最高気温は東京、名古屋で44度、大阪で43度、札幌でも41度と記録的な暑さが続きそうです。』、これは環境省がネットで配信した、<2100年未来の天気予報>です。これは、50年後、30年後にあっても不思議でない、もしかして5、6年後の《未来予測》かも知れませんね。

気象庁ではなく、環境省が、そう予測したという実感があります。今年、ここ華南の街で生活しながら、かつてないほどの暑さ、発汗、倦怠感は、年齢のせいばかりではなさそうです。ですから、みなさんが感じておいでの様に、秋になって、胸をなぜ下ろしているところです。

私は、いわゆ<預言書>の市販されている類の書物を、書店で買い求めて読んだり、図書館の書庫から引き出して読んでいたのではないのです。また、『大変だろうなあ!』と、つくづく思うのは、ここ中国の人口が、13億人とか15億人と言われて、多くの人々の毎日の食料や光熱水などをを賄わなければならない、国や地方の政府の責任者や担当者のご苦労です。並大抵のことではないのでしょう。

かつて大きな災害や飢饉に見舞われた国なのに、このところ自然災害だけで、国が豊かに潤っている影で、どんなに大変な行政がなされているかを考えることがあります。スイッチを入れると電気がつき、コックを開くと水が出、栓を緩めるとガスが出るのです。かつて、井戸水を汲み、薪を割ったり、炭に火を起こして、母の手伝いをしたことのある私は、当たり前のことではなく、深い感謝を覚えてるのです。外国人にも分け隔てなく、供給してくれるのを感謝を覚えています。

今春、私が運転免許証を更新しないで、失効させたのは、長く運転をしなかったからだけではなく、<排ガス規制>や<地球の保全>に協力したかった気持ちもあったのです。バスや電車、時にはタクシーに乗った方が、もう好いからです。国が対策をし始めるというよりは、個人が、それをし始める以外にないのではないでしょうか。車を三台も持っていた時期がありました。今はゼロ、自転車に乗りたいのですが、“ワイフストップ”がかかっています。そう、『歩け!』なのですね。

18年も過ぎた21世紀、いつ終わっても、いつまで続いても、一日一日、生かされている間、生き続け、歩き続け、食べたり飲んだり、過ぎたことにクヨクヨしないで、そうし続けようと思います。泣いたり笑ったり、落胆したり感動したり、悲しかったり嬉しかったり、恥じたり得意がったり、前に向かって期待しながら、そうし続けようと思っています。

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